BANsuke 使い方
店長・社員のためのシフトの道具。希望を集めて、組んで、点検して、配るまで。
はじめに
BANsukeは、店長がシフトを組む手間を減らすための道具です。組むのは「番助」、決めるのは店長です。番助は希望とモデルシフトから下書きを作り、7人の点検係と読み合わせ係が中身を確かめてから出します。店長はその下書きを見て、直して、確定します。
根っこにある考えは「正しい競争社会を作り、人が育ち、結果店が育つ」です。シフトの枠はランクと経験で取り合い、新しい子には育成の枠で確実に出番を作ります。
この説明書で使う言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| モデルシフト | 売上予算ごとに「何時から何時までキッチン何人・ホール何人」を決めた型。設定で作ります。 |
| 枠 | モデルシフトの1本(例:ホール 17:00〜22:00)。1枠=1人ぶん。 |
| 担当 | キッチンかホールか。持ち場(ストーブ・前菜・ドリンク…)はそのさらに細かい割り当て。 |
| 仕込み | 開店より前の時間。持ち場は付きません。 |
| 下書き | 番助が自動で作ったシフト。点線で出ます。確定するまで配られません。 |
| 育成シフト | 入社から出勤12回までの子を、モデルシフトの人数に+1人で入れる枠。人件費の予算の外。 |
| 点検係 | 下書きを保存する前に中身を確かめる、番助の中の役割分担(時間帯・仕込み・法令・希望・予算・担当・持ち場)。 |
| 読み合わせ係 | 最後に下書きを読んで、おかしい点を1行で残す役(AI)。直しはしません。 |
| 番助 | BANsukeの中のAI。下書きを作り、理由を書き、チャットで相談に答えます。決めるのは店長です。 |
1. 入る
BANeと同じメールアドレスとパスワードで入れます。入れるのは店長・社員(自店のシフトを組む人)と管理者だけです。
上の帯で店を切り替えられます(管理者は全店、店長は自店)。右上の半分塗りの丸でライト/ダークを切り替えます。
2. 半月の表
シフト画面を開くと、期間のカードと半月の表が出ます。期間は「10/1〜10/15」「10/16〜10/31」のように半月ごとです。
段の読み方
| 段 | 意味 |
|---|---|
| 予定 | 年間予定のうち店長・社員向けのもの。天気は日付の下(16日先まで。まだ無い日は「-」)。 |
| 売上予算・想定売上 | その日の予算と想定。「デモ」は本物が入るまでの仮の数字。 |
| モデル | その日に当たるモデルシフト(開店時刻の型 × 売上帯)。 |
| キッチン/ホール/合計 | 目標/いまの人数。赤=人数が足りない。人数は足りるのに時間帯に空きがあるときは小さな ⚠️。押すと自店への依頼画面が開きます。 |
| スコア | 目標/いま。いま=置いた人のランクの点(D=1・C=2・B=3・A=4・S=5、社員はS)の合計。目標=モデルシフトの「ランクの内訳」から。 |
| 総労働時間・人時売上高・P/A人件費 | その日の数字。人件費と人時売上高は月で見ます(日ごとに○×は付けません)。 |
マスとバー
- オレンジキッチン、緑ホール。社員も同じ色分けです。途中で担当(キッチン/ホール)が変わる人は左右で色が分かれます(前半ホール・後半キッチンなど)。
- 時間の下は持ち場(前菜・ストーブ・ドリンク・ホール1F…)。開店前は「仕込み」。育の印は育成シフト。
- 点線のマス=下書き(まだ確定していない)。薄い時間=本人の希望。
- 日付のマスを押すと、その日の「1日ずつ」が開きます。
- アルバイトの並びはBANeの経験値の少ない順(新人が上)。見出しの矢印で逆になります。社員は店長→従業員番号の順です。
- マスを押すと編集画面が開き、時間・区分・持ち場・理由のバッジを直せます。
3. 下書きを作る(自動生成)
- 期間のカードで「+ はじめる」を押し、締切までにスタッフがBANeで希望を出します。社員は公休だけ出します。
- 「自動生成」を押します。前の下書きがあれば消して作り直します(手で置いたものは残ります)。「下書きを消す」を押すと、各日の「この日のシフトの理由」も消えます(店長の補足は残ります)。
- 番助が置きます。順番は 社員(公休を決めて固定時間で)→ アルバイト(枠ごとの取り合い)→ 育成(+1人)。
- 点検係が全員○を出すまで直します(下の表)。そのあと読み合わせ係(Opus)が読んで、気になる点を各日に1行残します。
- 保存されると、埋められなかった枠・時間があれば画面で知らせます。人件費が目標を超えるときはトーストにも出ます。
点検係
| 係 | 見るもの | できること |
|---|---|---|
| 時間帯係 | 開店後の30分ごとに、人数がモデルシフトに届いているか | 置いた人の時間を希望の範囲で伸ばす |
| 仕込み係 | 開店前の仕込みに必要な時間の合計(モデルシフトの開店前の部分を足したもの)に届いているか | 時間を伸ばす → それでも足りなければ、もう片方の担当の人の前半を回す(キッチンを優先) |
| 法令係 | 仕込みだけのシフト・11時間超・勤務間隔11時間・6連勤 | 伸ばすか外す。ほかは⚠️で知らせる |
| 希望係 | 希望を出しているのに入っていない人 | 伸ばしても残った空きにだけ、その人を足す。足す1本は空きの始まりから枠の終わりまで・最短4時間 |
| 人数係 | その日の人数(育成を除く)が枠の数より多くないか | 外しても空きが増えない人だけを短い1本から外す。増えるなら⚠️で残す |
| 予算係 | 月の人件費と人時売上高が目標に収まるか | 必要人数より多く立っている時間だけ削る。育成と社員は削らない |
| 担当係 | キッチンをできない人がキッチンに置かれていないか(ホールも同じ) | ⚠️で知らせる |
| ポジション係 | 営業の部分に持ち場が付いているか | 付ける |
| 読み合わせ係(Opus) | 各日の理由をロジックと照らして読む | 直さない。おかしい点を1行残す |
4. 1日ずつ
「1日ずつ」に切り替えると、2日ぶんを左右に並べて時間の帯で見られます。日付のマスを押しても開きます。
- 必要人数の帯:開店からの30分ごとに、モデルシフトの必要人数を出します。足りない時間は赤。開店前の仕込みに必要な時間が足りないときは「仕込み ◯h不足」のバッジ。バッジを押すと自店への依頼画面が開きます。
- バー:まん中をつかむとまるごと動き、左右のつまみで始まりと終わりを変えられます(15分刻み)。押すだけなら編集画面。休憩は帯の中に薄く出ます。
- 「出勤者のみ」を外すと、その日に希望を出しているだけの人も出ます。
- 応援の段から、追加シフトの依頼・応援の依頼・Timee/タレントプールの枠を足せます。
- この日のシフトの理由:番助が「なぜこの下書きにしたか」を書きます(材料・社員・アルバイトと選んだ順・希望はあるが入っていない人・自己点検で直したこと・仕込み・空き・点検係の結果・予算)。その下に読み合わせ係の1行、店長の補足欄。
5. 直す
つかんで動かす
- 1日ずつのバー:まん中をつかんで左右に動かすとシフトごと時間が動きます。左右の端のつまみをつかむと始まりだけ・終わりだけを変えられます。刻みは15分、最短1時間。離した瞬間に保存されます。押すだけなら編集画面が開きます。
- 途中で担当が変わる人は、前半のバーに始まりのつまみ、後半のバーに終わりのつまみが出ます。
- 設定のモデルシフトの枠のバーも同じ操作です(まん中で移動・端で伸び縮み)。
- らくしふから取り込んだシフトはつかめません。
入れ替える・編集する
- 入れ替え:半月の表で出勤の枠をつかみ、同じ日のまだ出勤が無い人のマスに落とします。その人の編集画面が時間・区分・持ち場を写した状態で開くので、理由のバッジを付けて保存します。元の人の出勤は消え、記録に残ります(マウス操作のみ)。
- 編集画面:出勤にする/希望休にする/空欄にする。時間・休憩・担当(キッチン/ホール)・途中で変わる(仕込みはキッチン、営業はホール など)・持ち場・理由のバッジ・ひとこと。
- 理由のバッジは番助の学習の材料です。同じことが2回以上あると次から効きます(外された曜日は後回しにする、直した時間に合わせる、直した担当をその人の担当として扱う)。
- シフト確定で配信されます。もう一度押せば直したものを配り直せます。
6. 人が足りないとき
順番は 自店に頼む → 他店に頼む → Timee/タレントプール です。
- 依頼はスタッフのBANeを開いたときにポップアップで届きます。「出られる(時間を直せる)」「出られない」「あとで」。
- 「出られる」の返事は希望として数えるので、次の自動生成がそのまま拾います。同じ画面の返事の一覧から「◯◯をシフトに入れる」で直接置くこともできます。
Timee/タレントプールは最後の手です。使った枠は人件費に乗ります(時給を入れた枠だけ数えます)。
7. 番助に依頼する
「金曜を厚くして」「人件費を¥5,000下げたい」「下書きを点検して」のように日本語で頼めます。番助はいまの期間の数字・足りないところ・埋められる人・各日の理由・ロジック一式を持って答えます。番助自身はシフトを書き換えません。実行するのは店長が押すボタンです。
押した依頼と聞いたことは記録に残ります。
8. 設定
モデルシフト
- その日に当たるモデルは 開店時刻の型(17時開店/15時開店…営業時間から自動)と 売上予算の帯 で決まります。型が無い日は「共通」の帯。
- 枠のバーをつかんで動かせます。右の欄で時刻・休憩・「途中で変わる」を直せます。枠を足した本数がそのまま人数です。
- 枠の開店より前の部分は「仕込みに必要な時間」として使います(枠が2本とも12時からなら、17時開店の日は5時間×2=10時間)。開店後の部分が営業の人数です。終わりは閉店で自動的に切ります。
- ランクの内訳=その帯にどのランクを何人置きたいか。合計スコアはここから出ます。
営業時間
当てる順は 連休中日 → 祝日 → 祝前日 → 曜日。連休中日=その日も前後も土日祝の日(行に時間を入れたときだけ効きます)。
目標と育成
- 育成の対象は 入社してから出勤12回まで の人(BANeの出勤記録で数えます)。営業のピークを含む4〜6時間に置きます。
- 育成の費用は 人件費の予算の外 です。人時売上高の分母にも入れません。金額は別に出ます。
ポジションとできる持ち場
- 「できる持ち場」は人ごとに ◎○ を付けます。1つも付けていない人はホールだけに置きます。キッチンの持ち場を付けた人だけがキッチンに置かれます。
- BANeの育成方針との連動:BANeの「🎯 育成方針」で店長が「覚えさせたい持ち場」のバッジを付けると、番助はその持ち場を、その人ができる持ち場の中で先に付けます。方針はあくまで方針で、ここで付ける「できる(○)・得意(◎)」とは別物です。できる持ち場に無い方針の持ち場は、育成シフトの日だけ候補に入れます(覚えるための枠だから)。方針の文に持ち場の名前が書いてあるときも同じように効きます。
- 他店の持ち場は本人の画面(BANe)と管理者が書きます。店長は自店の分だけです。
9. 数字の決めごと(早見表)
| こと | 決めごと |
|---|---|
| 人件費・人時売上高 | 月で達成できていればよい。日ごとに○×は付けない |
| 労働時間 | 休憩を除いた正味。社員も数える |
| 育成シフト | 人件費の予算にも人時売上高にも入れない(予算の外) |
| 残業(月176時間超) | アルバイトだけ見る。社員は対象外(前払い残業の労働条件) |
| 休憩 | 6時間超→45分、8時間超→60分(自動)。17時開店=16〜17時固定、15時開店=15〜17時の中で自分の担当が薄くならない時間 |
| 連勤・間隔 | 6連勤まで(月またぎも)。勤務と勤務の間は11時間。1本は11時間まで |
| 枠を取る順 | 足りないランクの段 → 担当が合う人 → ランク → 同じランクなら経験値の多い人 → BANeの取り組み → 枠に長く入れる人 → 出番の少ない人 |
| キッチン | キッチンの欠員は最後の最後。バッジのある人がいれば必ずキッチンへ |
| 閉店 | 社員・育成・枠の終わりは閉店で切る(閉店+30分の扱いは追って) |
10. 困ったとき
- 下書きが古いまま/設定を変えたのに変わらない
- 「下書きを消す」→「自動生成」で作り直します。表の目標や必要人数は設定を変えた時点で変わりますが、置いてある下書きは作り直すまで変わりません。
- ⚠️や「仕込み ◯h不足」が出る
- 人数は足りていても、その時間帯に人がいません。押すと自店への依頼画面が開きます。
- ある人がいつも入らない
- 1日ずつの「この日のシフトの理由」に「希望はあるが入っていない」と出ます。できる持ち場(キッチン/ホール)が付いていないことが多いです。
- 入れ替えのドラッグができない
- 同じ日の、まだ出勤が無い人のマスにだけ落とせます。相手が希望休の日は確認が出ます。スマホの指では動きません。
- 読み合わせ係の1行が出ない
- 保存のあと15秒ほどで戻ります。戻らないときはトーストで知らせます。
- もっと詳しい決めごと
- 番助に「ロジックを教えて」と聞くか、Vaultの「シフト自動作成のロジック」を読んでください。